富士山。
皆さん、この言葉を見て頭に何が思い浮かびますか? 少しの時間、想像してみてください。
頭に浮かんだのは単なる「富士山」という文字でしたか? それともひらがなにした「ふじさん」ですか? 登ったことがある方なら、頂上からの眺めでしょうか?
多くの方が富士山を遠くから見た姿、形を思い浮かべたのではないでしょうか?

人の記憶で一番に残るものは、視覚から入る映像と言われます。 文字での記憶を忘れやすいのは、皆さん学校のテスト勉強などで体験済みかと思います^^; 人の名前(文字)を覚えるのが苦手な人も、顔は覚えてるんだけどなぁ〜なんて。
映像として見たものは、人の記憶の中に深く刻まれるのです。
では、それが夏の富士なのか、冬の富士なのか。 三保の松原が一緒に含まれているのか。 静岡側からなのか、山梨側からなのか。 これは人それぞれですよね。
もし、富士山の絵を描いてください、正解は一つです。 なんて言われたら困ります。

みんな見方がそれぞれですから、もちろん答えはそれぞれにあるのです。
これは皆さんの身体と同じです。
富士山も一つ、そしてあなたの身体も一つ。 富士山の見え方がそれぞれ違うように、あなたの身体も人とは違う。 だから、身体作りもそれぞれなのです。
世の中には身体のための本や雑誌がたくさんあります。 そして、スタジオに行けばトレーナーの方達が正しい身体の使い方を見せてくれます。 でも、それだけではあなたの身体に合うものか判断しずらい。 だってそのトレーナーの方とあなたの身体は違うんですから。 そこで大切になるのがご自身の身体の理解です。 ご自身の身体の感覚を感じるということです。

最近、左のカカトばかりがすり減る。 ずっと立っていると腰が痛くなるのよ。 歩いていたら、子供から猫背だって言われたの。 お腹が出てきて去年買ったスカートがはけないわ。
身体の理解はほとんどが悪い感覚から始まります。 そこから、それを改善したいという思いに変わったらラッキー。 スタートする準備が整いましたよ。 それが身体作りの一歩目です。
ところで、人間の感覚には面白い特徴があります。 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚は5感と言われるものです。 インスピレーションみたいなのは第6感、細かくいうと平衡感覚とか痛覚、内臓感覚などなどたくさんです。
物事が起こった時、瞬間的に人間が感じられる感覚は1〜3個と言われます。 感覚が複合的に使われるとその物事の印象が強く残るとも言われます。
美味しそうな餃子を見たら、嗅覚と味覚がフル活動の準備。 視覚、嗅覚、味覚の3つの感覚が一緒に感じられると…うまいっ! そしてしばらくすると思い出して、もう一度あの餃子を食べたい!ってなるみたいな(笑)

今、餃子、食べたいなぁと思った方! 視覚から入る映像って強いでしょ😁
あなたが持っている身体の感覚。 痛覚や平衡感覚の違和感などもですよ。 それらを感じた時は私たち協会の出番です。
私たちは様々な感覚を複合的に使い、正しい身体の動きをあなたの感覚に刻んでいきます。 あなた自身が自分の身体に合うと感覚的にわかるように。 その為に様々なカテゴリーやワークショップの開催をしています。
10月には整形外科医師と理学療法士と共に「足育」から身体の痛みを改善していくというワークショップを開催します。 ここではさらに深い理解と感覚を皆さまに提供できると思います。 スタート準備ができた方。 ワークショップでご自身の身体の感覚をぐっと掘り下げて見ませんか?
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